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コウスユキソウ タカネマツムシソウ オトメシャジン
ナヨナヨコゴメグサ ウバタケニンジン シラヒゲソウ

そのほかの東赤石山の植物

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東赤石山

 赤石山系は愛媛県の東部、瀬戸内海からわずか10kmあまりのところに位置し、約15kmにわたって千m級の山々が東西に連なる山地です。東赤石山(標高1,707m)はその最高峰で、超塩基性のカンラン岩の岩体が露出することで地質学上よく知られた山ですが、この地質が影響して、植物の種類が豊富なことでも四国有数の山となっています。この山の名前の由来にもなった、赤茶けたカンラン岩の露頭が続く山頂周辺には、やはり超塩基性岩からなる至仏山早池峰山を思わせる、高山のような風景が広がっています。
 東赤石山には、赤石山系に特産するオトメシャジンをはじめ、四国の一部の山だけから知られるナヨナヨコゴメグサやシコクイチゲのほか、本州中部の高山と共通するゴゼンタチバナキバナノコマノツメといった貴重な植物が多く分布します。