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チョウセンノギク シマシャジン ヒメキランソウ
ムラサキセンブリ ゲンカイミミナグサ イトラッキョウ

そのほかの平戸の植物

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平 戸

 平戸は長崎県の北西部にある南北30kmあまりの島で、江戸時代初期まで南蛮貿易の拠点として栄えたところです。昭和52年に橋で本土とつながってからは飛躍的に便がよくなり、現在は合併により本土側の旧田平町も市域に含まれています。平地は少ないものの、南部の志々伎山(標高347m)や佐志岳(標高347m)のように岩場が屹立する山や、上段の野、川内峠などの山を覆うなだらかな草原もあって、多彩な自然環境に恵まれています。
 植物に目を向けると、県内でも有数の種類の多いエリアで、ダンギクは数が多く、秋が深まるとちょっとした道路の法面でも多くの花をつけ、山の斜面の露頭ではイトラッキョウチョウセンノギク、運がよければシマシャジンも見られます。市内北部の海岸を歩けば、春はゲンカイミミナグサヒメキランソウ、秋にはクマノギクも見つかります。