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タカネコンギク ミヤマヒゴタイ ホウオウシャジン
コバノコゴメグサ タイツリオウギ タカネビランジ

そのほかの鳳凰三山の植物

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鳳凰三山
 
 鳳凰三山は、釜無川と野呂川のあいだに高くそびえて連なる薬師岳(標高2,780m)、観音岳(標高2,840m)、地蔵岳(標高2,764m)の総称で、南アルプスでも最北部に位置する山の1つです。その名前は、観音岳が「鳳凰山」という別名を持つことからついたとされます。鳳凰三山を特徴づけるのは、なんといっても標高2,500mあたりまでつづく深い針葉樹林と、それを抜けたとたんにつぎつぎと現れる花崗岩の岩場です。そのようすは甲府盆地からでもはっきりと確認でき、とくに、直立した大岩のある地蔵岳の山頂は「オベリスク」と呼ばれて、鳳凰三山のトレードマークとなっています。西側にまぢかに見える北岳仙丈ヶ岳にくらべると、高山植物の種類や数はけっして多いとは言えない鳳凰三山ですが、そのかわり、山頂付近の花崗岩崩壊地では、特産種のホウオウシャジンや、北岳にはない、紅紫色の花をつけるタカネビランジを目にすることができます。