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テングノコヅチ (天狗の小槌)
Tripterospermum japonicum
var. involubile
 本州の亜高山帯に生えるツルリンドウには、地面をはうようにしてのび、まわりの植物などに巻きついたりはしないものがあり、変種のテングノコヅチとして区別されています。生育期間の短い環境に適応して分化したものといいます。わたしが植物の観察をはじめたころは、その存在を知りませんでしたが、当時、尾瀬などで撮影した写真を見直してみると、その多くがテングノコヅチのようでした。名前は、アオキの果実を思わせる、赤い液果を天狗が持つ小槌にたとえてついたものでしょう。
■撮影地別
 ○新潟県火打山


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant 2002.8.31 新潟県火打山