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コウボウムギ (弘法麦)
Carex kobomugi
 コウボウムギは海岸の砂浜に群生する雌雄異株のスゲで、北海道から南西諸島にいたるまで、全国各地に広く分布しています。同じく「弘法」の名を冠するコウボウシバよりもコウボウムギはずっと大きく、花序は高さ15cmくらいあって、弘法大師がその筆をふるうにはちょうどよいくらいの大きさです。筆を思わせるのは、たくさんの葯を長くのばした茶色い雄小穂で、雌小穂のほうはその名のとおり麦穂にそっくりです。湘南海岸にもたくさんあり、果実期は砂浜にできたミニサイズの麦畑のようです。
■撮影地別
 ○新潟県柏崎市(雄株)
 ○神奈川県藤沢市(雌株)
 ○宮城県仙台市
■クローズアップ
群落
2007.5.3 新潟県柏崎市
2007.6.9 神奈川県藤沢市 2023.5.28 宮城県仙台市
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