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ツルシキミ (蔓樒)
Skimmia japonica var. intermedia
f. repens
 ミヤマシキミの変種にツルシキミがあります。ミヤマシキミのように立ちあがらずに、枝が地表近くをはうようになったタイプです。ユキツバキと同じく多雪地に適応したものなのか、本州の日本海側が主な生育地ですが、太平洋側でも、山地の上部にはミヤマシキミだけでなくツルシキミもあることが知られています。雌雄異株で、写真の花序は、4つの雄しべがピンとつきだした雄花です。高尾山には両者とも分布するそうですが、山頂近くの尾根すじで見たのはツルシキミが多いようでした。
■撮影地別
 ○東京都高尾山(雌株)
 ○宮城県不忘山(雄株)

クローズアップ
■群落
2006.4.29 東京都高尾山
2023.6.4 宮城県不忘山 2014.4.16 東京都高尾山
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