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ムラサキモメンヅル (紫木綿蔓) | |
Astragalus adsurgens var. fujisanensis | |
富士山の高山荒原は、流出した溶岩が冷えてかたまってできた砂礫地で、土壌には栄養分が少なく、地表は安定しません。また、さえぎるものがなく、一年を通じて風が強いため、わずかに生えるカラマツもまるでハイマツのように地をはっています。ここで見られるのはきびしい環境に生育可能なパイオニア的な植物ばかりです。その一つ、ムラサキモメンヅルは北海道と本州のごく一部に分布するレンゲソウの仲間ですが、ここ富士山では数は多く、はうようにして茎をのばして紫色の花を咲かせます。 | |
■撮影地別 ○山梨県富士山 ○北海道大平山 ■クローズアップ ■群落 |
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1996.8.11 山梨県富士山 |