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クモマスミレ (雲間菫) Viola crassa ssp. borealis
 本州中部のタカネスミレは標高3千mの高山まで分布し、日本でもっとも高いところに生育するスミレといえます。ここのタカネスミレはクモマスミレという亜種に分類され、光沢のある葉は葉脈のくぼみがめだち、花は大きめでとくに唇弁は細長いのが特徴です。砂礫地のほか、写真のような岩のすきまでもよく見かけます。本州中部の高山ならどこでもあるというわけでもなく、北アルプスと中央アルプスにはある一方で南アルプスには分布せず、八ヶ岳ではヤツガタケキスミレに置きかわっています。 ■撮影地別
 ○長野県不帰ノ険


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant      1997.7.20 長野県不帰ノ険