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ノジギク (野路菊)
Chrysanthemum occidentali-japonense
 西日本でもっとも一般的なキクがおそらくノジギクでしょう。海岸近くの岩場に生え、瀬戸内海周辺を中心に四国や九州まで分布します。白い頭花は直径4〜5cmほど、サツマノギクよりは小さめですが、野生のキクとしては大きいほうです。牧野富太郎はノジギクをイエギクの原種と推定しましたが、現在は中国原産のチョウセンノギクとハイシマカンギクを原種とする説が有力です。とはいえ、ノジギクは花つきがよく、花期も長いので、イエギクにも負けない魅力のある野生キクといえそうです。
■撮影地別
 ○高知県高知市


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant 1999.11.21 高知県高知市