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表紙によせて
 甲府盆地の西側に位置する櫛形山(標高2,052m)は、自動車を利用すれば家族連れでも容易に登ることができ、また、明るい草原や薄暗い針葉樹林がつぎつぎと現れるなど、自然環境にも富んでいることから、ハイカーたちに人気の高い山となっています。

 この山はまた、アヤメの群生地としても広く知られています。アヤメは比較的乾燥した草原でみられる植物ですが、櫛形山はアヤメの生育に好適な環境なのでしょうか、登山道のわきや針葉樹林周辺の草原などで、たくさんのアヤメを見ることができます。

 この日は天候にも恵まれ、多くのハイカーが櫛形山を訪れていましたが、とりわけ裸山の群生地では、満開のアヤメ群落をカメラにおさめようと、保護用のロープに沿ってたくさんの人々が並んでいました。

 アヤメの紫と、針葉樹の深緑、草原の明るい緑、空の青と白が一体となった、初夏の高原のあざやかさを感じ取っていただければと思います。

        (2000.7.16 山梨県櫛形山)


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