Home > 野生植物図鑑 > 単子葉植物 > ナベクラザゼンソウ

ナベクラザゼンソウ (鍋倉座禅草)
Symplocarpus nabekuraensis
 ナベクラザゼンソウは長野県北部で発見され、2002年に報告されたばかりの新種です。秋田県から福井県まで分布し、長野県では低山の雪が遅くまで残るような湿ったくぼ地に生えます。葉を広げるのが花のあとになるザゼンソウに対し、開花と葉の展開がほぼ同時なのが特徴です。自生地では数こそ多いものの、6月下旬とあっては花はほとんど終わっており、くぼ地のさらにくぼんだところでわずか2株だけ花が残ったものが見つかりました。きっと雪がいちばん遅くまで残っていた場所なのでしょう。
■撮影地別
 ○長野県飯山市


クローズアップ
■群落
2007.6.23 長野県飯山市
2007.6.23 長野県飯山市
Before Plant   Next Plant