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ヤブニッケイ (藪肉桂)
Cinnamomum yabunikkei
 香辛料のシナモンの原料は主にセイロンニッケイですが、日本に自生する同属のヤブニッケイも、弱いながらも葉や根から同様の香りを発します。関東以西に分布し、この仲間は南方に本拠があるだけに西日本で多くみられます。神奈川県は落葉広葉樹林と常緑樹林の境目にあり、地域による植物相の変化が顕著ですが、三浦半島では常緑樹が優占し、その1つであるヤブニッケイも沿海地や低山で目にします。6月頃、枝先の葉のつけねから花序を伸ばし、黄緑色の6弁花を数個ずつつけます。
■撮影地別
 ○神奈川県大楠山


クローズアップ
■群落
2022.6.5 神奈川県大楠山
2022.6.5 神奈川県大楠山
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