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ツクシクガイソウ
(筑紫九蓋草)
Veronicastrum sibiricum var. zuccarinii
 九州で植物観察をしていると、本州以北の植物とは「似ているけれどちょっと違う」ものが多いことに気づかされます。夏に本州の高原の草原で見ることの多いクガイソウですが、ツクシクガイソウは花序が短めで、花の色は薄く、輪生する葉は幅広の上、草丈が低くて、なんだかずんぐりむっくりした印象があるほか、茎に白い毛が密生するのがいちばんの特徴です。大陸と共通する種類といい、分布が九州の一部に限られることからみても、クガイソウとはルーツが異なる種類と言えそうです。
■撮影地別
 ○熊本県阿蘇


クローズアップ
■群落
2018.8.4 熊本県阿蘇
2018.8.4 熊本県阿蘇 2018.8.4 熊本県阿蘇
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