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タカネニガナ (高嶺苦菜)
Ixeris alpicola
 高山の稜線では、ゆるやかな尾根すじの道やけわしい鎖場がつぎつぎとあらわれます。3点支持で体を確保しながら岩場を越えていくときに見かけるのがタカネニガナです。ニガナの仲間でもっとも高いところに進出した種で、高山植物らしく岩にはりついたように生え、花もあまり立ち上がりません。葉はニガナにくらべて細長いへら形で、また、茎は短いためロゼット状に広がります。東北〜中部地方と四国の石鎚山に分布し、北岳では山頂付近の岩場でミヤマムラサキなどともに咲いています。
■撮影地別
 ○山梨県北岳


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant 1994.8.6 山梨県北岳