シマシャジン（１０月７日） 　国内では長崎県だけに分布するシマシャジンですが、名前のとおり、県内でも島嶼だけから知られています。海近くの草地に生えるものは、東シナ海から吹きつける強い風の影響で草丈は低く、花の数も少なくなります。 　レンタカーを借り、山と海と空が織りなす初めての景色や、明治時代に建てられた教会などを左右に見つつたどり着いた海辺では、濃い青紫色の花をつけたシマシャジンがそこここで風に揺られていました。あたりの草地にはハマベノギクやタマムラサキも生え、大海原を視界に望めることをのぞけば、なんだか高山草原を歩いているかのような環境でした。