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ツクシテンツキ (筑紫点突)
Fimbristylis dichotoma ssp. podocarpa
 テンツキにはハードな環境をものともせずに生育するものがあって、海岸の海水が浸った岩場に生えるイソヤマテンツキなどもそうですが、ツクシテンツキにいたっては、硫黄の臭いが立ちこめる火山の噴気孔付近に生えるのですから、たいしたものです。大気や土壌成分、地温などの面で苛酷な環境ですが、ほかの植物が入り込めないおかげで単独で群生します。高さ30cmほどの1年草で、このとき訪問した雲仙岳をはじめ、阿蘇、くじゅう、霧島など、九州の火山地帯だけから知られます。
■撮影地別
 ○長崎県雲仙市


クローズアップ
■群落
2019.7.7 長崎県雲仙市
2019.7.7 長崎県雲仙市
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