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ニガカシュウ (苦何首鳥)
Dioscorea bulbifera
 ニガカシュウは国内のヤマノイモ属では異色の存在です。地下にできる塊根は扁球形で分枝せず、雄株では8〜10月に大きな円錐状花序をつけ、長さ5mmほどの薄紫色の花を多数咲かせます。雌株はごくまれで、むかごによる栄養繁殖がメインです。葉は大型で幅20cmにもなり、葉脈がよくめだちます。国内では関東以西、台湾や東南アジアまで分布するので、南方に本拠があるのでしょう。「何首鳥」というのは漢方でツルドクダミを指し、同じく塊根があることからついた名前なのでしょうか。
■撮影地別
 ○神奈川県三浦市
 ○神奈川県三浦市(珠芽)

クローズアップ
群落
2021.8.22 神奈川県三浦市
2021.8.22 神奈川県三浦市 2021.8.22 神奈川県三浦市
2021.8.22 神奈川県三浦市 2021.8.22 神奈川県三浦市
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