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クモラン (蜘蛛蘭)
Taeniophyllum glandulosum
 クモランは日本のランではもっとも変わりダネでしょう。多くの太い根が放射状に広がり、茎も葉も見当たりません。茎はごく短く、葉が退化してしまったかわりに、根については、樹幹にしがみつくだけでなく、細胞に葉緑体があって、二酸化炭素を取り込んで光合成を行う役割も担っています。クモランはウメと相性がよいようで、ゴツゴツした樹皮が着生しやすいだけでなく、共生菌の関係もあるのでしょう。6〜7月に咲く黄緑色の花は長さ2mmと極小の筒状で、ランの花には見えません。
■撮影地別
 ○神奈川県鎌倉市


クローズアップ
■群落
2024.7.20 神奈川県鎌倉市
2024.7.20 神奈川県鎌倉市
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