Home > 野生植物図鑑 > 単子葉植物 > イヌビエ

イヌビエ (犬稗)
Echinochloa crus-galli var. crus-galli
 ヒエは五穀の一つとする説と、含まれないとする考えがありますが、いずれにせよ、古くから食糧とされたことは確かです。日本で栽培されるヒエは、大陸で2種類の野生種が交雑し、さらに染色体の倍加により複6倍体のイヌビエが生まれ、これが中国東北部で栽培化されて朝鮮半島からもたらされたといい、弥生時代にはすでに栽培されていました。とすると、水田で見かけるイヌビエは、ヒエの野生化したものか、古く穀類の種子に混ざって日本に入ったイヌビエの末裔ということになります。
■撮影地別
 ○神奈川県横浜市


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant 2005.11.3 神奈川県横浜市