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チシマゼキショウ (千島石菖)
Tofieldia coccinea
 高山の稜線の湿りけのある草まじりの礫地に生えるイワショウブの仲間といえば、チシマゼキショウとヒメイワショウブが挙げられます。よく似た両種ですが、チシマゼキショウのほうが大きめで、うすいクリーム色の花をつけるヒメイワショウブに対し、チシマゼキショウは雄しべが赤いせいで、花序全体が赤っぽく見えます。北東アジアから北米にかけて広く分布し、日本では北海道〜中部地に見られます。セキショウは湿ったところに生えるサトイモ科の植物で、細長い葉から連想された名前でしょう。
■撮影地別
 ○北海道夕張岳


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant  2006.7.8 北海道夕張岳