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タデスミレ (蓼菫)
Viola thibaudieri
 タデスミレは日本のスミレの中でも一風変わっていて、スミレの仲間の葉のつけねは両側がはりだした心形か、横にひろがる切形が普通なのに、タデスミレではそれこそタデにそっくりな「くさび形」となっています。また、花弁の先端は丸みのある形ではなく、細長くとがっているのも大きな特徴です。今や1ヶ所だけとなった自生地では、近年、人為的影響による環境変化で最大の群落が消滅してしまい、また、写真の場所も数えたところ10個体程度しか見あたらず、保護対策が必要な状況です。
■撮影地別
 ○長野県


クローズアップ
■群落
2004.6.6 長野県
2004.6.6 長野県
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