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カゴノキ (籠の木)
Litsea coreana
 硫黄の臭いがただう霧島山麓の林道を進むうちに、晩秋というのに黄色い花をたくさんつけている木がいくつも現れました。どうも常緑樹は苦手で、すぐに名前が出ません。図鑑を開いてようやく、カゴノキと思いいたりました。関東・福井県以西に分布する高木で、高さ15mにもなり、8〜9月に枝先にある葉のつけねに数個ずつの花を咲かせます。雌雄異株で、写真は雄しべが長く伸びた雄花です。名前は「籠」ではなく、成長するうちに幹の皮がはがれて「鹿の子」模様になることに由来します。
■撮影地別
 ○鹿児島県霧島山


クローズアップ
■群落
2018.10.21 鹿児島県霧島山
2018.10.21 鹿児島県霧島山  
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