Home > 野生植物図鑑 > 双子葉植物合弁花類 > センボンヤリ |
|
センボンヤリ (千本槍) | |
Leibnitzia anandria | |
センボンヤリの名の由来は、春に花を見たのでは見当もつきません。秋になると花茎を株もとからいくつも長くのばし、その先に「閉鎖花」と呼ばれる頭花をつけます。「千本槍」の名はこれを槍を突き立てたようすに例えたものです。この閉鎖花は総苞におおわれており、花粉が風や昆虫により運ばれることがないため、すべて自家受精で種子ができます。種子生産の効率性を優先させた繁殖方法といえます。一方、春にはタンポポに似た頭花をつけ、遺伝的な多様性への配慮もちゃんとされています。 | |
■撮影地別 ○山梨県蝶ヶ岳 ○宮城県仙台市 ○東京都高尾山(閉鎖花) ■クローズアップ ■群落 |
|
2001.4.30 山梨県蛾ヶ岳 |