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キソエビネ (木曽海老根)
Calanthe alpina
 エビネの仲間は西日本などの暖地を中心に分布するものが多いのですが、キソエビネは変わりダネで本州中部と四国だけから知られます。7月ごろに咲く花はエビネのように大きく開かず、いわゆる「受咲き」となることや、唇弁は3裂せず、ふちが糸状に細かく裂けるのが特徴です。この日はおりからの低気圧の通過の影響で、濃霧と強風が残って見通しが悪かったものの、2株が寄りそうように咲くキソエビネが見つかりました。盗掘されることなく、いつまでも咲きつづけることを願うばかりです。
■撮影地別
 ○神奈川県


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant 2005.7.10 神奈川県