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ハマニンニク (浜大蒜)
Elymus mollis
 12年ぶりに訪ねた仙台市内の海岸では、当時の津波被害を乗りこえて生育する植物の生命力を実感できました。砂丘で長い花序を潮風に揺らせていたのがハマニンニクです。環境の厳しい砂浜の植物としては大型で、高さ1mにも成長して地下に根茎を這わせて群生し、緑白色の厚手の葉が目立ちます。北海道〜九州北部に分布するほか、サハリン、シベリア東部にも広がる北方系の植物です。名前とちがってにんにくとはまったく関係なく、アイヌ語に由来するテンキグサという別名もあります。
■撮影地別
 ○宮城県仙台市
 ○宮城県東松島市

クローズアップ
群落
2023.5.28 宮城県仙台市
2023.5.28 宮城県仙台市 2024.6.30 宮城県東松島市
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