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ノウゴウイチゴ (能郷苺)
Fragaria iinumae
 私たちが食用にするイチゴは、南米と北米原産の2種の野生イチゴが交雑して生まれた8倍体種ですが、日本に自生するイチゴはいずれも2倍体種で、食用のイチゴにくらべるとずっと小振りです。このうちノウゴウイチゴは主に本州の日本海側と北海道に分布し、亜高山帯の登山道の土がくずれたようなところでよく見られます。他のイチゴと異なり、花弁が7〜8枚あるのが特徴です。小降りでもそこはやはりイチゴの仲間で、夏には長さ1cmほどの真っ赤な果実を実らせます。
■撮影地別
 ○秋田県秋田駒ヶ岳
 ○北海道夕張岳
 ○岩手県焼石岳
 ○群馬県至仏山(果実期)
クローズアップ
■群落
1995.6.24 秋田県秋田駒ヶ岳
2006.7.8 北海道夕張岳   
2023.8.6 岩手県焼石岳    2011.7.24 群馬県至仏山
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