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クロバナロウゲ (黒花狼牙)
Comarum palustre
 クロバナロウゲは山地の湿原に生える植物で、1属1種とされることが多いようですが、キジムシロ属に分類されることもあるようです。クロバナロウゲの黒紫色の花はちょっと他のバラ科の草本にはないもので、よく観察してみると花弁はごく小さく、むしろ長くのびた萼片が花弁の役割を果たしています。「狼牙」とはいささか物騒な名前ですが、この萼片を狼の牙にたとえたものかも知れません。尾瀬ヶ原では、梅雨明けごろから8月まで、やや湿った場所でこのかわった花を見ることができます。
■撮影地別
 ○群馬県尾瀬ヶ原
 ○福島県尾瀬ヶ原

クローズアップ
■群落
1995.8.6 群馬県尾瀬ヶ原
2007.8.5 福島県尾瀬ヶ原   
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