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トチナイソウ (栃内草)
Androsace chamaejasme ssp. capitata
 トチナイソウは、高山植物というより寒冷地植物といったほうがピッタリで、アラスカやカナダ北部まで分布し、名前も千島列島で発見した人物に由来します。花期でも5cmに満たない草姿や密生した毛は、いかにもこうした環境に適応した形態を備えています。かの地ではポピュラーな植物のようですが、日本では氷河期に南下したものが石灰岩地や蛇紋岩地で遺存的に分布し、北海道と本州で4ヶ所しか知られていません。5〜6月に咲く白い花は直径5mm、花茎を伸ばして数個ずつつきます。
■撮影地別
 ○岩手県早池峰山


クローズアップ
群落
2023.6.18 岩手県早池峰山
2023.6.18 岩手県早池峰山 2023.6.18 岩手県早池峰山
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