Home > 2016年版・今年出会った花ベスト集 > ホソエカエデ(Irisさん)


 この1年にみなさんがご自分で撮影された花の中から、
「今年出会った花ベスト1(3まで)」を選んでくださいました。
 一覧表はこちらで見ることができます。
連載開始は2016年11月18日です。

Irisさんの3つ目の作品はホソエカエデです。


ホソエカエデ

以下はIrisさんからのコメントです。

山の斜面の林道では、谷側に生えた木の枝は目の高さになります。「この鮮やかな赤いモノは何?」と気になりました。後に、ホソエカエデの芽鱗と知りました。冬芽を包んでいた芽鱗はくるりと剥けて落ちてしまうそうですので、ちょうどタイミングが良かったということでしょうか。よく見ると緑色の蕾を点々と付けた総状花序が伸び始めています。

2016年5月19日 南アルプス
撮影 Irisさん

山奥の落葉樹林では、カエデの仲間はメインプレーヤーの一つです。春の新緑、秋の
紅葉や黄葉と、季節それぞれに魅力的な姿を見せます。なかにはホソエカエデのように
花よりもむしろ、赤く色づいた芽鱗がよく目立つものもあり、バラエティに富んでいます。

2012年に八ヶ岳山麓に居を構えたIrisさんは、ブログ「Irisの八ヶ岳山麓便り」
を通じて、このエリアの豊かな自然のようすを発信しています。
また、HP「ハーブガーデン@諏訪中央病院」では、Irisさんがガーデニングの
ボランティアをしているホスピタルガーデンの四季を紹介しています。