Home > 2009年版・今年出会った花ベスト集 > アブクマトラノオ(花パパと花ママさん)


 この1年にみなさんがご自分で撮影された花の中から、
「今年出会った花ベスト1(3まで)」を選んでくださいました。
 一覧表はこちらで見ることができます。
連載開始は2009年11月13日です。
 
花パパと花ママさんの1つめの作品はアブクマトラノオです。


アブクマトラノオ
 
以下は花パパさんと花ママさんからのコメントです。

その名にあるように、阿武隈山地に特産するイブキトラノオ属の花です。福島県の浜通りの渓谷や山地の湿った場所でよく見かけますが、つい最近までハルトラノオやクリンユキフデと誤認されていて、1995年に新種として発表されました。本種はこれら2種に比べて1つ1つの花の柄が長いことが大きな特徴で、花全体が大きく見えます。また、葉の形や大きさにも違いがあります。

2009年5月1日 福島県浜通り地方
撮影 花パパと花ママさん

アブクマトラノオは、花パパと花ママさんの説明にもあるとおり、一見すると
クリンユキフデあたりに似ていますが、花が大きいだけに、この仲間としてはよく
めだちそうです。わたしは当時、「植物の世界」の記事でこの名を初めて知りました。

花パパと花ママさんのHP「野の花・山の花 北海道」では、北海道、アメリカ合衆国、
そして現在お住まいの福島県などで撮影された花たちが、年がわり、分類順、花色別などで
紹介されています。また、「間違いだらけの地形図上の登山道」にはびっくりさせられます。